クリエイティブとカネ

文系学生によるアート、デザイン、プログラム、IT、ビジネスについての考えやアイディアまとめ。

アイディアをまとめる議論は、なぜ進まないのか。

私は現在、グループでディスカッションを重ねながらアイディアを出していくという、わりとオーソドックスなインターンに参加していますが、アイディアをまとめる上でなかなか話しが進みません。

 

アイディアをまとめる会議や、ディスカッションを行う人の参考になればと思い、話が進まなくなる要因をまとめてみました。

 

 

今僕が参加しているインターンを分析してみると

 

・人事によって集められた、意識が高く頭が切れる学生や、個性的な学生を関東と関西のグループに分ける。

・その中から、さらに5〜6人のグループに分かれる。

・意識が高い文系が多く集まっている。

・自分に自身があり、経済的にも余裕の見られる学生が多い(個人的な分析)。

・フットワークが軽く、団体で行動することが得意。

・異性との交流も理系に比べると活発(のように思われる)。

・コミュ力が高く、相手の意見を尊重して議論を進めることができる。

 

このような項目が出てきた。

 

一件この条件だけ見てみると、議論を重ね、アイディアをまとめることは決して難しいことではないと思う。しかし、実際は議論は進んで入るが、スムーズとは思えない。常にどこかにつっかかっているような感覚がある。

幾つかその原因を考えてさらに掘り下げてみました。

 

  • 創造的な作業をやっていた人が少ない

彼らはコミュニケーションスキルに長けてはいます。その力は、誰かと誰かをつなぐ営業的ポジションや、俯瞰的な立場からチームをまとめる、リーダーとしてのポジションで発揮されます。アイディアそのものについて常に考えているアイディアマンではなく、その場その場で何かのハブになるような形で自分のポジションを確立してきたように思えます。よって、アイディアを出す段階からスタートが遅れる人が多くいます。誰か一人でも独創的な人がいれば、その後に追随してアイディアをふくらませることは比較的得意のようです。

 

  • スキルが少ない

コミュニケーションに強いのは、れっきとしたスキルではなりますが、それ以外のスキルについては、持っていない人がほとんどです。紙とペンを与えられて、じゃあそれを用いてどれだけ独創的なものを作り上げるか、といった目に見えるようなスキルを身につけている人は皆無といってよいでしょう。もちろんプログラミングやデザインスキルを持っている者はおらず、理解や関心も非常に低いレベルでとどまっています。よって、アイディアがまとまっても、どういった形で実行するかについての考えが浅くなりがちです。

 

  • 失敗経験が少ない

コミュニケーションスキルに長けていたものは、学生生活でポジションを奪われることはまずありません。どんな課題に対しても、痛手を追わずに手を取り合って上手にこなしてきた人が多いように思えます。だから、リスクが常に頭の中をよぎり、思い切ったチャレンジができません。また、常にイケイケな青春を送ってきた人も多いので、弱者やマイノリティの視点を持ち合わせていません。つまり、世の中の問題に目を向ける機会が少ないのです。最近の学生はやる気が無い、景気が悪い、といったざっくりとした問題はわかりますが、じゃあどんな人がどういったように困っているのか、といった具体的な部分について知らない方が多いです。

 

  • 多人数で集まることを好むので、アイディアが丸くなる

多人数で意見を交換すればするほど、多方面からの視野を取り入れることはできますが、角がとれてしまいます。誰からも嫌われないけど、好きにもなれないアイディアが出来上がります。今までは、消費者からの声に丁寧にこたえ、問題を潰していくことで様々な企業や人が成長してきました。しかし、これからは創造性でビジネスをする時代。誰かに嫌われても、特定の誰かには好かれるアイディアが必要なのです。嫌われる覚悟をもって、尖ったアイディアを産み出さなくてはなりません。

 

  • 多人数のグループが一堂に会するのは難しい。

全員がスケジュールを合わせて議論を交わすことは非常に難しいです。かと言って、Web上で議事録を公開したり、意見を交換することに慣れていない文系は、実際にメンバーと合っていない時間の有効活用ができていません。スケジュールを合わせて議論を重ねることにフォーカスしてしまい、そもそもアイディアを出す段階の議論すら進まないということはよくあります。

 

 

で、解決策を考えてみたのですが。

  • 技術者を話し合いに参加させる
  • 会議の人数はあまりふやさない。
  • 文系は、最低でも技術についての知識を高める。
  • 合ってない時間を一番有効活用するため、仕事効率化のWebサービスやアプリなどについて常に調べておく。

 

こんな感じでしょうか。わりとふわふわしてるので、具体的な案が思いつき次第追記していきたいと思います。それでは。