クリエイティブとカネ

文系学生によるアート、デザイン、プログラム、IT、ビジネスについての考えやアイディアまとめ。

貧乏人は就活するなってか。

就活のため、大阪にて長期インターンに参加していますが、私は岡山からの参戦です。

通いは大変なので、大阪に住んでいる親戚のおばあちゃんの家で寝泊まりしています。本当にありがたいです。

 

大阪に来て一番思ったのが、都会の人は地方学生が就活にとんでもないコストを欠けていることを知らないし、知ろうともしていないことです。

 

私は就活を始めて様々なところで地方学生ならではの問題を学生や企業側に訴えてきましたが、心から納得してくれた人はいません。

 

岡山と大阪はそれほど距離は離れていませんが、それでも岡山に下宿している私としては大打撃です。ちょっと簡単に私がこのインターンに費やした費用をざっくり計算してみました。

 

 

 

まず岡山と大阪間の費用ですが、鈍行であれば学割込みで

2,360円(2940円の2割引き)。

往復するので

2,360×2=4,720円

 

実は今日までで岡山大阪間を2往復しています。一回だけ行きのみ新幹線を使っています。新幹線の代金は5350円です。ちなみにこの時は学割の発行を忘れていました・・・。

 

2,360×3+5350=12,430円

 

 

そして大阪駅から下宿先のおばあちゃんの家まで電車で290円かかります。更にそこからバスで240円かかります。

大阪駅からおばあちゃんの家まで

290+240=530円

 

それ以降はバスを使うと費用が大変なことになるので徒歩で駅まで移動しています。

ほぼ毎日今まで大阪を行き来しています。計10日ほどでしょうか。

片道290円なので、大阪駅と最寄り駅を行き来して

290×2=580

580×10(日)=5800円

 

こんなスパンで梅田(大阪駅)に行くことになるとは思ってなかったのでこのような金額になりましたが、もし最初の段階でわかっていたら定期を買っていましたね。

 

ざっくり言うと今日までで

12430+530+5800=18,760円

 

もろもろ含めると2万円でしょうか。2万!

そういえばメンバーとの親睦を深めるために飲み会にちょくちょく参加しているので、それには1万円以上使っています。げげげ・・・。

 

今思えば、費用を抑えようと思えば出来たところがたくさんありました。しかし、予定が急に決まったり、経験が浅かったこともあってどこで費用が発生するかの感覚がつかめていませんでした。

 

また、せっかく大阪に来たので投資は惜しみたくありませんでした。どこでどんな出会いがあるかわからないし、どのように未来に繋がるかわからないので、ちょっとでも自分のためになるなら投資と思ってお金を出しました。

 

ちなみに半月ちょっとはこのインターンに使っているので、短期のバイトを入れていればおそらく1万5千円くらいは稼げたと思うので、それも考えるとなかなかの出費ですね。ちなみに岡山でかかる私の生活費は、切り詰めて11万です。

 

今後はもっと上手に節約できると思います。後輩にはこうやって具体的な数字を見せて就活にかかる費用を教えていきたいと思います。

 

あと企業や国は、地域によってはもっと費用がかかる学生がいることをもっと知って欲しいですね。

 

働きたいのに費用がかかる。それもやる気のある学生ほど費用がかかる。更に深くほりさげると、働いて稼ぎたいと思っている人は、お金に困っている人です。学生の時にお金に困っている人ほど、社会でガンガン稼ぐ人材になる可能性を秘めています。

 

今の就活は、未来のある学生ほどチャンスが巡ってこないという矛盾した状況にあります。だからドワンゴが首都圏の学生から受験料を徴収すると聞いた時は、本当に嬉しかった。過当な競争が緩和されれば、地方学生へのチャンスが相対的に増えると思ったからです。

 

地方には、首都圏でガッツリ仕事を貰ってガンガン稼ぎたいと思っている人がたくさんいます。もっと地方に目を向けて、地方の学生を支援すれば日本社会の代謝はもっと良くなると思うんですが、どうでしょう。